明日19日(土)に行われる学生限定の未来会議企画で中心的な役割を担っている 竹田 和広さん 慶応大学院生 23歳
「若者の”ワクワク”引き出す」
○…1年半前に自身が立ち上げた社団法人「ウィルドア」で、高校生向けのワークショップや空き家活用事業などを手掛ける。人口減に悩む横須賀を「若い世代が活躍できる土壌がある」と考える。象徴的な事例が女子高生発案の「ネイビーパーカー」。小さなコワーキングスペースでの学生コンペが商店街やメディアを通し、地域へ浸透していった。自身が目指す「若者が主役になれる街」―その可能性をここに感じている。
○…もともと前に出るタイプではなかった。小学生で北海道から藤沢市へ転校すると、周囲の人間関係はがらりと変化。”いじり”や”ノリ”といったコミュニケーションの取り方に上手く適応できず、自然と波風立たない生き方を選んでいた。しかし「実は目立ちたがり」。欲求を押さえていたが中2の頃、思い切ってたがを外した。周囲の視線、雑音は遮断。自ら生徒会長を務めるなど、積極的に行動するようになっていった。
○…高校では学生が地域について考えるかながわハイスクール議会に参加。学校では周囲に”意識が高い”と揶揄されるのを気にして、政治や地域に関する発言を控えることもあったが、社会に関心を持つ”同志”らとの出会いが自分を安心させた。価値観も変化。それまで人のものさしは「偏差値で判断していたところがあった」。地元に精通している人や起業に向けて活動する先輩を見て、コミュニケーション能力や地域貢献など、テストでは測れない大切なものに気づかされた。
○…「若者のワクワク感を引き出す」―。現在の活動のモットーだ。理由は単純明快。「夢を持っていた方が楽しい」。その方法としてキャリア教育に力を入れ、新聞作りやITアプリ開発などの体験から、勉強だけでない広い価値観を学生に伝える。明日行われる学生限定の未来会議も、発起人の1人として携わってきた。”ワクワク”の輪を広げ、若者達の力で停滞気味の街を活気づかせる。
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