今から3年ほど前、市内の女子高校生たちが、地域活性を目的にした学生政策コンペへの参加の際に製作した「ネイビーパーカー」。その取り組みが、来年度から採用される中学2年の道徳教科書で取り上げられている。
社会参画の意識高める
掲載されているのは、学研教育みらいの「中学生の道徳 明日への扉」。当時の写真やイラストなどを織り交ぜ、アイデアを出し合う場面やパーカー販売での思わぬトラブル、葛藤を乗り越えた過程が記されている。
「編集委員がこのエピソードをテレビで見て、教材候補として提案。高校生が実現した社会参画の好例として教材化した」と同社の編集担当。「自発的にコンペに参加し、主体的に地域の課題解決を考えており、発案者の高校生は悩みながらも前向きに進めている。中学生にも”社会参画は楽しく取り組める”ということを感じ取ってほしい」と話している。
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中学校の道徳は来年度から教科化。これに伴い学習指導要領に則って教科書も初めて作成された。検定では学研教育みらいを含めた8点(8社)が合格している。市内の中学校で採択される教科書(出版社)は未定で、来月行われる教育委員会の会議で決まるという。
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