20歳の門出を祝う成人式が14日(祝)、不入斗にある横須賀アリーナで開かれる。平成10年4月2日から平成11年4月1日生まれの市民4475人が対象。2010年度から当事者らによる委員会が運営してきたが、今年は再び式典形式で開かれる。
2009年度まで式典方式で行われていた成人式。当時、あいさつに立った議長が騒がしい場内を一喝するなど、議会から成人式の在り方について見直しを求める声があり、2010年からは公募で選ばれた当事者世代が委員会を立ち上げ資金集めから企画・運営まで手掛けてきた。しかし近年、委員会希望者が集まりにくい状況が続いていたことなどを受け、今年は再び式典形式で開かれる。当日は市長祝辞や横須賀出身の先輩からのエールが予定されている。
中長期で人数減少
新成人の数は1989(平成元)年度以降、94年度の8893人をピークに右肩下がりが続いてきた。今年の成人は、ピーク時の約半数の4475人で昨年より57人増加。5年前あたりからほぼ横ばい状態だが、10年前に比べ約400人減るなど、中長期的にみると減少傾向にある。
20年前の横須賀
新成人が生まれた20年前の横須賀では、野比駅が「YRP野比駅」に改称したほか、モバイルコミュニケーション専門の研究所「NTTドコモR&Dセンタ」が完成するなど、ICT技術の研究開発拠点としてYRPが本格的に動き始めた。その他、ワークショップ形式で市民の声を取り入れた「浦上台トンネルの上公園」が完成したのもこの頃。また、市内出身で、人気ロックバンド「X JAPAN」のギタリストhideさんがこの世を去り、全国のファンが悲しみにくれた。
世相としては、サッカー日本代表が初めてW杯への出場を決めたほか、大相撲で貴乃花と若乃花が史上初の兄弟横綱に。夏の甲子園では、横浜高校の松坂大輔投手が決勝戦でノーヒットノーランを達成するなど、スポーツ界の話題が多くみられた。
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