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横須賀・三浦 スポーツ

公開日:2019.07.05

変わらぬ野球愛
秋山拓也さん(横浜創学館高卒 29歳)

  • キャプテンを務めた高校3年時(中央)

  • 保険営業マンとして活躍

 現在はプロ野球界で活躍する兄・翔吾さんの背中を追い、小学生から野球を始めた。年齢差は2歳。地元・大津のソフトボールチームに始まり、軟式、硬式と常に野球のある生活を続けてきた。高校も兄と同じ横浜創学館へ進学。実際に練習を共に行う機会はほとんどなかったが、「悩んだときや立ち止まったとき、必ず兄からアドバイスをもらっていた」と振り返る。

 キャプテンとして迎えた最後の夏の県大会。4番を任されていたが気負いはなく、意識の先はライバルであるチームメイトだった。「飛距離では敵わないやつもいる中、僕は自分の好きなインコースの球を待ち、そのチャンスを逃さず塁に出る、打率の高さを武器にした」。決勝では春の大会でも辛酸をなめた強豪・横浜高校と激突。今をときめく倉本寿彦選手や筒香嘉智選手と張り合ったが競り負け、夏を終えた。

 大学進学後も野球を続けた。兄がプロ入りし、自身にも世間から注目が集まった。だが、あくまでマイペースを貫いた。卒業後は野球を続けたい一心で県外の社会人チームに入部。4年目をけじめとしてチームを全国2位に導き、一線を退いた。

  *  *  *

 現在は結婚を機に地元へ戻り、保険会社の会社員として日々営業に駆け回る。数年後の独立も視野に入れる。休日には中学生チームで指導役を担う。「いずれは横須賀で自分のチームを立ち上げ、兄の力も借りて野球ファンを増やしたい」と熱は冷めていない。

 令和へ改元してまもなく双子の天使が家族に加わった。妻も野球好きだが、「ボールを持たせるにはまだ早いかな」と笑った。

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