新規性・独創性の高いビジネスプランを競う「横須賀スタートアップオーディション」の最終選考が先月29日、産業交流プラザで開かれた。発表した5件全てが独自性を評価され入賞となった。
横須賀市産業振興財団が主催する同オーディションは、2007年に開始。市内で事業着手することを条件に、新規性や採算、地域貢献度などの項目で審査。市内事業の活性をめざし、新たなビジネスの芽を育てることが狙いだ。入賞者には、ICT・IoTの活用度などを評価基準に最大100万円が奨励金として贈られる。応募13件のうち1次を通過した5件が最終審査に臨み、全てが入賞となった。
データ武器に2社
「横須賀からオリンピック選手を」を合言葉に地元のアスリートチームや学校へのトレーナー派遣事業を手掛ける株式会社SOURCE ОF SPIRITS。ICTを活用して心拍機能や運動量、疲労度などをセンサーで計測し、体力向上のプログラムを提供する。
NPO法人ファミリアは個別指導型の福祉事業を長沢で展開。発達・知的障害の子どもに対し、学術的に効果検証された「応用行動分析」のもと、ITプログラムを用いた個別指導型の療育を提供。同時に保護者への教育も行う。2事業者には60万円が贈られる。
新たな形のサービス付高齢者住宅を提案したのは株式会社銀翼の森。家族ほどの定員で、ICT活用の見守りシステムを採用。同社には40万円が贈呈される。
株式会社横須賀ヘリテージが提供するのは、ヴィーガンやハラールといった肉を食べない・食べられない人に向けた、大豆ミート使用の「SOY餃子」。今月から通販サイトで販売を開始する。
長井の長浜でトレーラーハウスを活用した宿泊施設をオープンさせる株式会社玄洋堂興産。観光だけでなく、平日やオフシーズンには、場所を問わず仕事ができる人たちに利用してもらうことも想定。2社には30万円が与えられる。
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