抗酸化作用に優れているカレーで認知症予防を―。これを提唱する神奈川歯科大の李昌一教授によるミニ講演が、今月21日に開かれた。
同大学を会場に行われた横須賀市主催「第3回認知症フェスタ」のプログラムの一つ。アンチエイジング歯科医学を専門とする李教授はまず、伝統的な日本食が長生き食であることや体内の酸化・活性酸素の働きが脳血管疾患やオーラルフレイル、認知症の進行に関与していることなどを解説。クルクミン(ウコン)など酸化ストレスに対する「抗酸化作用」のある食材を多く取り入れることを提案し、「何を食べるか迷ったらカレーを」と説いた。
また、災害時に心疾患で亡くなる人が増えていることや、旧海軍で脚気予防にカレーが採用されたと言われることなどを例に挙げ、バランス食として非常時に備えておくことを勧めた。
会場では、抗酸化作用が高いブルーベリーをルーに混ぜ込んだカレーの試食販売もあり、食欲の湧く香りに誘われて多くの人が舌鼓を打った。
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