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横須賀版 公開:2020年6月12日 エリアトップへ

東京五輪内定須長選手 立ちはだかる資金難 地元応援団発足へ

スポーツ

公開:2020年6月12日

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葉山新港と津久井浜海岸を行き来しながら練習に励む
葉山新港と津久井浜海岸を行き来しながら練習に励む

 東京五輪種目の「ウインドサーフィン女子RSX級」で日本代表に内定している田浦町在住の須長由季選手が、延期となった1年間の活動費捻出に苦慮している。想定外のコロナ禍により、金銭面を含め大幅な計画の見直しを迫られており、特に調子を維持するために必要な海外遠征費が重荷となってのしかかる。所属先のミキハウスのサポートだけでなく、新たなスポンサーを獲得することが喫緊の課題だ。一方でこうした窮状を知った横須賀市内の経営者らが、資金集めを中心とした支援に乗り出そうとしている。近く応援団を立ち上げる。

1年後に向け再調整

 須長選手は2月末にオーストラリアで開かれた最終選考で日本人最高位を獲得。2012年のロンドン以来、2大会ぶりとなる出場切符を手にした。東京五輪延期の発表は、本番を想定した準備に取り掛かり始めた矢先の出来事。「多少の混乱はあったが、状況が状況なので受け入れるしかなかった」と本人。現在は練習時間を十分確保できるとポジティブに捉えているという。

 1年後を見据えてリスタートを切る形となり、緊急事態宣言が解けた5月末から本格的な練習を再開したが、選手活動の継続には大きな費用負担を伴う。海外レースの遠征費とコーチング費、用具代などをトータルして1千万円超が必要。資金難が大きな壁となって立ちはだかる。

 「万全の態勢で挑むための環境整備(資金集め)を練習と並行して進めているところだが、正直厳しい」と須長選手は困惑の表情を浮かべる。8年前にロンドン五輪の出場を決めた時とは経済的な事情を含めて全く異なる状況にあり、精神的なタフさが求められている。「それでも、自分は東京五輪に照準を合わせてこれまでやってきた。掴んだチャンスをあきらめるわけにはいかない。応援してくれるスポンサーに熱意をアピールし続ける」と力を込めた。

地元応援団発足へ

 須長選手は現時点で、横須賀で唯一の東京五輪出場内定者。万全な態勢で本番に臨めるよう資金面でサポートしていこうと地元経営者らが「(仮称)須長由季 横須賀応援団」の設立を準備している。横須賀法人会会長で東建設代表取締役の小池克彦さんが発起人を務める。目標額を500万円に設定。「支援を通じて須長選手の夢を共有しよう」と小池さんは協力を呼び掛ける。具体的な活動などはこれから発表するという。問い合わせは同応援団事務局(ティアーズ)【電話】046・840・1273

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