特殊詐欺が横行する中、警察と民間が連携して被害を未然に防いだケースもある。各署ではそうした善意ある市民、企業の行動に対して表彰を行い、更なる連携を呼び掛けている。
浦賀警察署
振り込め詐欺被害を未然に防止したとして、浦賀警察署は今月19日、横須賀鴨居郵便局に感謝状を贈呈した。
同局では先月30日、400万円を引き出しに来た79歳男性に対応。詳しく話を聞くと、前日に息子を名乗る男から「友人から預かった200万円を返さないといけない」と連絡があり、翌日には「実は400万円だった」と言われたという。局員は詐欺を疑い、同署に通報し、被害を防いだ。
同署管内の特殊詐欺認知件数は今年1月1日から先月30日時点で10件、被害総額は約603万円となっている。
横須賀警察署
高齢者を狙った振り込め詐欺を事前に見破り、被害食い止めに協力したとし、横須賀警察署は今月16日、横浜銀行横須賀支店と神奈川銀行長井支店、セントラルホテル横須賀へ感謝状を授与。各事業者のスタッフ3人を「一日警察官」に任命した。制服姿になった3人は街頭の市民へ防犯チラシを配布。パトカーに乗って巡回し、特殊詐欺への注意を呼び掛けた。
同署管内の認知件数は先月30日時点で10件、被害総額は約2900万円となっている。
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