馬堀小学校グラウンドの片隅に今月19日、一風変わった「苔の庭園」が完成した。
水槽やガラスなどの透明な容器の中に苔を入れ、和モダンなインテリアとして部屋に飾ることが近年、密かなブームを呼んでいる。「馬堀小区地域づくり協議会」の会長を務める長森豊さんも半年前から、その魅力に取りつかれた1人。土木会社(株)マルモリの社長で、作業中にパンクしてしまったトラクターショベルのタイヤを使って、「子どもたちが驚くようなオブジェとして有効活用しよう」と企画した。
横須賀市内で図工教室「ず」を主宰する木下美穂さんがデザインを手掛け、鎌倉市で苔編み教室「苔むすび」を開く園田純寛さんが6種類の苔を用意。会員12人で直径1m以上、重さ約1トンもの巨大なタイヤの中に土を入れ、上から丁寧に苔を敷いていった。観賞用の椅子もタイヤで制作し、約4時間掛けて庭園を作り上げた。その様子を児童たちは興味深くのぞき込んでいた。
長森さんは「これからも学校の名物として大切に育てていき、ゆくゆくは地域の憩いの場所になってもらえれば」と期待を込めた。
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