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横須賀・三浦 トップニュース社会

公開日:2021.03.12

横須賀市
飲食店支援 今とこれから
庁舎内販売継続望む声も

  • 12時のチャイムと同時に長蛇の列ができるほどの盛況ぶり

 緊急事態宣言延長に伴い、依然厳しい商業環境に置かれている飲食店。横須賀市はそうした飲食店支援に向け、庁舎内で弁当や総菜品などを販売する事業者を募り、即席のテイクアウト販売企画を実施した。

 先月24日から始め、昼と夕方の1日2回本館1階に出店場所を設置。焼き肉やうどん、中華など18店舗から応募があった。今月7日までの緊急事態宣言下を見越し、5日で終了したが、感染予防や時間短縮といった理由からも職員から支持が集まり、概ね全ての物が完売になるほど盛況だったという。

 ドブ板通りに店舗を構える「TSUNAMI」の飯田茂代表は「売り上げは徐々に戻りつつあるが、団体客が少ない分まだ良くはない」と話す。横須賀モアーズシティのクレープ店「SHE LOVES CREPE」の担当者は「ここでの30分ほどの売り上げが店舗平日1日分に匹敵するほど助かっている。今後もこうした機会があれば是非参加したい」と継続を望む。市担当者によると宣言延長に伴う企画延長は未定という。

 一方で市はキッチンカーを新たなビジネスチャンスとして活用してもらおうと、事業者向けにノウハウをレクチャーするセミナーを先月中旬に実施。今後は移動式販売へチャレンジする事業者を集めたイベントも検討するなど、アフターコロナを見越した支援も始めている。

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