稲岡町のカトリック横須賀三笠教会で今月27日(土)まで、ハンセン病患者の生活や国への訴訟について追った企画「八重樫信之写真展 これまでは、今日のために―ハンセン病23年の記録―」が開かれている。
ハンセン病国訴訟の原告勝訴判決から20年の節目であり、新型コロナウイルスによる感染によって差別というものが新たに表面化し、問題となっている現在。「過去の過ちから学び、再び繰り返さないで」という思いから企画した。同教会の主任司祭で発起人の浜崎眞実さんは「差別や偏見が根深く残っている今の社会の在り方を見直すきっかけにしてもらえれば」と話す。
講演会なども考えたが現在の社会状況を考慮し、写真展を企画したという浜崎さん。「神奈川県内には療養所がなく、自分たちには関係ないと思われがち。コロナ禍での差別・偏見問題と重ね、どう受け止めるかをもう一度考えてほしい」と呼びかける。
午前10時から午後7時、入場無料。21日(日)は休み。最終日27日の展示は正午までで、午後1時30分から3時までに講演と解説も予定されている。
問い合わせは同教会【電話】046・823・0042
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