横須賀市と三浦市内を管轄する横須賀消防署は救急隊の現場到着時間短縮のため、4月1日から新たな取り組みとして「機動救急隊(日勤救急隊)」を県内初導入した。
横須賀市は高齢人口の増加などに伴い、救急要請件数の増加が2025年まで続くと予想。そこで救急隊の平均到着時間の延伸が懸念されることから今回の取り組みを始めることにした。
これまで管内14の各署・出張所ごとに救急隊が配属されており、事案発生時には直近の署・出張所から出動。救急隊が出動した地域で救急隊が戻る前に別事案が発生した場合は次に直近の署・出張所から出動しており、現場到着まで通常よりも時間を要するケースが出ていた。今回導入された「機動救急隊」は小川町の消防局に配属され、有時には同局指令課と連携し、救急要請が多くなった地域へ移動し、当該エリアの救急隊と共に任務にあたる。
出動時間は祝日等を除く平日午前8時30分から午後5時15分。救急課の岸信明課長は「市民サービス向上を主眼に、少しでも早く現場へ到着させる工夫のひとつ。この取り組みによって1人でも多くの命が助かれば」と話した。
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