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横須賀・三浦 人物風土記

公開日:2022.04.15

芸能一座「フルーツバスケット」を主宰する
山田 良正さん(芸名:スター☆YAMADA)
三浦市在住 73歳

笑顔で地域輝かせる

 ○…横須賀市職員(現役・OB)や保育士・教員、市民アーティストなど総勢120人のボランティア芸能一座「フルーツバスケット」。地域の寄席やイベント、施設訪問など年間約20公演の活動が、コロナ禍ですべて中止や延期に。2年ぶりに来週、自治会主催の「いきいきサロン」で一座のショーを披露する。

 ○…歌や踊り、落語、民族音楽など「彩り鮮やか」というイメージから「フルーツバスケット」と名付けた。前身は市職員の仲間と立ち上げた、歌やマジックの趣味の会。内輪で披露していたが、高齢者施設に招かれて公演したところ反響が大きく、地域交流に出向くようになった。100人を超える大所帯になって30余年。芸名も考えあい、自身はスター☆YAMADA、96歳の母は、マーサ・はまなす。ほかにも、ユニークな名前が並ぶ。「この一座では肩書きは関係なく、一人ひとりが主役。第2の自分を舞台で発揮してほしい」と微笑む。

 ○…学生時代は記者志望だったが「身近な地域に入り込んで力を注ぎたい」と市役所に入庁。同世代の職員と自主研究グループを立ち上げ、交流人口や食文化、市民協働などをテーマにまちづくりの提言も行った。「まちの風に吹かれよう」がモットー。異業種のつながりから市内の経営者団体と連携した「よこすか未来塾」を設立。「よこすか一番物語」の発刊などにも携わった。「まちを元気に、笑顔にしたい」という想いは、市役所の仕事も一座の活動方針も同じだ。

 ○…「今は芸能一本です」とニッコリ。”スター”が煌めくのは、やはり舞台。衣装に身を包み、歌う日を心待ちにしてきた。「仲間は宝。つながりを大事にしながら、生涯現役で地域を輝かせていきたい」

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