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横須賀・三浦 社会

公開日:2022.09.30

観音崎京急ホテル・ソレイユの丘
リニューアル しばしの別れ

  • 人気の観覧車は今後もアトラクションの1つとして残るという

 観音崎京急ホテルと長井海の手公園ソレイユの丘が、来年のリニューアルオープンに向けて今日9月30日で一旦営業を休止・終了する。それぞれ運営会社が変更となり、既存施設を活用しながら改装改修工事を行い、滞在や宿泊機能を強化。さらなる観光活性化につなげる。

 1985年、東京湾を一望するロケーションに開業した観音崎京急ホテル=写真上。都心から約1時間の好立地で、客室やレストランのほか、観音崎マリンスタジオ(現・チャペル)、温浴施設「SPASSO」、グランピング施設「snow peak glamping」などを運営し、幅広い客層に親しまれてきた。

 今年4月末に営業終了が発表されて以降、徐々に利用客が増加。「9月は平日休日問わず、レストランや宿泊の予約は満員」と同ホテル。連日リピーターやかつてチャペルで結婚式を挙げた夫婦など、名残を惜しむ人たちが訪れたという。

 新事業者は全国で大衆向け高級リゾートホテル事業を展開する株式会社共立メンテナンス。ホテルの建物はそのままに、内装などを刷新して来春から初夏頃の開業を予定する。これにより、観音崎公園を合わせた東海岸エリアの魅力向上をめざすとしている。

”あそび”を充実

 ソレイユの丘は2005年4月に開園。「三浦半島の農&海まるごと体験パーク」をテーマに、野菜収穫や動物とのふれあいなどが楽しめる体験型総合公園として、親子連れや観光客を中心に賑わい、昨年通算入園者数が1千万人を達成した。

 15年から指定管理者となった「長井海の手公園パートナーズ」(西武造園株式会社ほか)から、来年4月に株式会社日比谷花壇を筆頭とした「エリアマネジメント横須賀共同事業体」へ移管されることに伴い、リニューアル工事を行う。

 「365日”まるごと”あそび、楽しみつくすエンターテイメントパーク」と銘打ち、コンテンツを充実。花畑の面積拡張や眺望デッキ、芝生広場、約300mのジップラインを有した大型アスレチック、約1900平方メートルのドッグランを新設。飲食コーナーはレストランやカフェバーのほか、イベント時にはキッチンカーも出店するという。ほかにもeスポーツ・サイバーゲームやSUPヨガ、クラフト体験といった多彩なプログラムも用意。平日や夜間、雨天時でも楽しめる公園に生まれ変わるという。

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