横須賀・三浦 人物風土記
公開日:2023.01.06
おもしろかん按針・谷戸のギャラリーで1月7日(土)から始まる「マスク画」展を企画した
大木 理人さん
西逸見町在住 65歳
「マスク画」描き続けるその先
○…コロナ禍を象徴するマスク姿を描いた肖像画展を開く。飾る作品75点はすべて横須賀人。宣伝チラシの空欄には「NOW PAINTING」の表記があり、まだまだ書き足していく。マスクで口元を隠すことが日常となって3年。行動が制限され、コミュニケーションの不便さを強いられた特別な時間を記録していく。作品を描く大義名分はそれだが、もうひとつ大きな狙いがある。
○…無類の音楽好きだ。特に嗜好するのはロック。ライブハウスに通い、お気に入りのミュージシャンを描くことをライフワークとしていたが、コロナで世界が一変。全国のライブハウスが窮地に追い込まれた。これの救済を目的にクラウドファンディングの立ち上げを構想し、返礼品にマスク画を据えようとしたが、金銭分配の問題などで計画は暗礁に乗り上げた。挫折を味わったが、横須賀で一大音楽フェスを開催することに目標を切り替え、アクションを起こすことにした。
○…広告デザインの世界で名を馳せた。デザイナー、イラストレーター、写真家として一時代を駆け抜けたが、次第に仕事への意欲を失い、失意の中で横須賀に流れ着いた。今から10年前の出来事だ。
○…よそ者が地域と接点を持つためのツールに肖像画を位置付ける。マスク画を描くことで様々なジャンルの人と接点を持ち、音楽フェスの構想を打ち明ける。賛同者や協力者を集めながら資金計画を具体化させていく。子どもじみた発想だが、共感してくれる人がすでに現れているという。「横須賀の人+何でもできる」の思いを込めた「YES,YOKOSU CAN」のスローガン。自分を鼓舞するエールでもある。
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