戻る

横須賀・三浦 社会

公開日:2023.01.27

市役所職員の法人 KAKEHASHI
地域活性 立場の「壁」超えて
ふるさとづくり大賞で団体表彰

  • 共同代表の山中靖さんと高橋正和さん(右)

 地域活性化やまちおこしに情熱を注ぐ団体と個人を表彰する総務省の「令和4年度 ふるさとづくり大賞」に、横須賀市役所職員が中心メンバーの一般社団法人「KAKEHASHI」(カケハシ)が団体表彰(総務大臣表彰)を受けた。

 地場産野菜の中でも市場に出回らない規格外品を使用した加工商品の開発販売のほか、企業や大学を巻き込んで横須賀の農漁業の課題解消をめざすプロジェクトを立ち上げるなどの活動が評価された。

 同法人は市職員が2020年に副業で立ち上げた。公務員の肩書に縛られない柔軟な発想と行動力で地域課題に向き合い、ビジネスの創出などに挑んでいる。市職員が副業でこうした取り組みを行う事例は全国でも稀だという。

 代表理事の高橋正和さんは「市役所職員は地域のために多くのことができる一方で、立場ゆえにできないことがある。それを乗り越えて行動するために副業という手段で挑戦している。この働き方を全国の公務員に広めていきたいと思っている。子どもたちに今よりも素晴らしい日本を引き継ぐためにこれからも活動を続けていく」と力強くコメントしている。

 ふるさとづくり大賞は1983年度に創設。今回で40回目を数える。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

横須賀・三浦 ローカルニュースの新着記事

横須賀・三浦 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS