わたしのまちでいきる 【20】嬉しい巡り合わせ「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛」
この連載では、障がいを持って生まれた娘うららとの歩みから、(一社)sukasuka-ippoのルーツなど、さまざまなエピソードを紹介します。
「障害児のカット問題」を解決すべく、保育施設開所と並行して美容室オープンへ向けての準備も始まりました。場所の問題は解決したものの次はそこで働いてもらう保育士をどうするか?でした。実はここでもまさに運命のタイミングが。
妹が長年勤めていた美容室には、小さいお子さん連れのお客様も受け入れるための託児所が併設されていました。しかし美容室がある建物の老朽化で移転が決まり、そこでは託児スペースを確保できないという事態に。そうなると、これまで働いてきた保育士さんたちの働ける場所もなくなってしまいます。保育士さんたちは皆、子育て中のママ。自分の子も一緒に見ながら働けるという環境は、なかなかあるものではありません。そんな時、美容室の専務から「お客様のお子さんの託児を(私たちの)新設する保育所で担ってもらえないか」という、いわゆる業務提携のお話をいただきました。それならばと、これまで託児を担っていた保育士さんたちをそのままうちの法人職員として雇わせて欲しいとお願いしました。これが美容室側にとっても保育士を探していた私たちにとっても、そして働き続けたい保育士にとっても最善の策となりました。
2019年6月には美容室SARAHを、同年7月には一時預かり保育所sukasuka-nurseryを無事オープン。まさにいろんな巡り合わせによって実現した事業でした。
-次回に続く
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