横須賀・三浦 社会
公開日:2023.12.01
東京湾フェリー
久里浜に”黒船”再来航
久里浜港と千葉県金谷港間を往復する「東京湾フェリー」は、黒船イメージのラッピングを施した「しらはま丸」の定期運航を、11月25日からスタートさせた。ペリー率いる黒船艦隊が浦賀沖に初来航してから今年170周年を迎えたことにあわせたもので、横須賀市の「新たなにぎわい創出事業」の一環として実施。「黒船来航の地」という地域資源を活用し、観光活性化に役立てる。
外装は同社のポスターなどを手掛けるイラストレーターの大塚洋一郎さんが、黒船(サスケハナ号)をモチーフにデザイン。客室スペースには歴史背景が分かる解説パネルなどを展示している。「2隻は偶然にも全長がほぼ同じ(約78m)で、黒船の大きさがイメージしやすいのでは」と同社担当者。
船内売店では就航記念のオリジナルポストカードやカレンダーなどが購入できるほか、ペリーが日本に開国を迫った理由が捕鯨基地拡大だったことにちなんだ新メニュー「黒船くじらコロッケ」などを販売している。
特別クルーズ盛況
同社は11月25日・26日にペリーの足跡をたどる特別クルーズを実施。浦賀・鴨居沖や猿島などを船上から見て回り、歴史探訪を楽しむ乗船客でにぎわった。
12月23日(土)・24日(日)にも、横須賀の夕日と夜景、ソウルフードを楽しむクリスマスクルーズを予定しているほか、来春以降も新たな企画を打ち出して観光振興をめざすとしている。
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