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横須賀・三浦 文化

公開日:2024.04.19

「ジブリ作品、地球的視野」
声優出演の加藤登紀子さん

  • 『紅の豚』にマダム・ジーナ役で声優出演したエピソードを語る加藤さん

 「百万本のバラ」などのヒット曲で知られる歌手の加藤登紀子さんが4月12日、横須賀美術館で開催中の「鈴木敏夫とジブリ展」の観覧に訪れた。5月12日(日)に横須賀芸術劇場で開かれるコンサートのプロモーション活動の一環。

 加藤さんは、1920年代のイタリアを背景に飛行艇を操縦するブタの姿をした男の活躍を描いた長編アニメ『紅の豚』にマダム・ジーナ役で声優出演。挿入歌「さくらんぼの実る頃」、エンディングテーマ「時には昔の話を」を提供するなど、ジブリ作品とは縁が深い。

 館内の展示物を眺めた後の記者会見で加藤さんは、宮崎駿監督と鈴木敏夫プロデューサーが生み出す作品を「人類史をゼロから問い詰めて地球的な視野で描いている」と分析。『紅の豚』は、第一次世界大戦と第二次世界大戦の谷間のひどい時代の中で、みずみずしく生きている人の姿を描いたと宮崎監督から聞かされたことを話した。制作時のエピソードとして、「バカ!」というセリフを36回やり直したことに触れ、「登紀子さんが生きてきた全部の怒りを込めてください」と指示を受けたことも明かした。

 今秋に歌手デビュー60周年を迎える加藤さん。「百万本のバラコンサート」は同劇場で販売中。

 問い合わせは【電話】046・823・9999

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