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公開日:2026.09.25
近づく大河の足音 PR本格化 「産プラ」に大河ドラマ館開設
横須賀製鉄所(現・米海軍横須賀基地周辺)の建設に尽力した江戸時代の幕臣・小栗上野介忠順が主人公となるNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』の放送(2027年1月開始)に向け、横須賀市はゆかりの地としてのPR活動を大規模に展開する。集客力のある「大河ドラマ館」の開設や横須賀美術館で実施する特別展に加え、周遊観光の整備やシティプロモーションの強化を通じ、観光客誘致と地域の歴史の再認識を図る考えだ。
「産プラ」に大河ドラマ館
市が手掛ける大河ドラマ関連の取り組みの輪郭が見えてきた。
主軸事業として、多くの来訪者が見込まれる「大河ドラマ館」を放送中盤からヤマ場に向かう27年7月から12月までの期間で開設する準備を進めている。場所は汐入駅近くの横須賀産業交流プラザで、ドラマの世界観を表現したストーリーパネルや撮影中に使用した衣装などの展示を民間事業者と連携して行う。
横須賀美術館では、小栗が生きた幕末の歴史を資料展示を通じてひも解く特別展を同年7月から9月に実施する予定だ。
横須賀製鉄所の歴史や果たしてきた役割を紹介している「ティボディエ邸」と「ヴェルニー記念館」は、小栗の功績と絡めた展示内容へとリニューアルする。今年11月から展示替えに着手し、ドラマ放送開始に向けて機運醸成を図る。ティボディエ邸は、小栗のライバルと目された勝海舟などの近代化に寄与した人物に着目。ヴェルニー記念館では、小栗が製鉄所建設の技術顧問として招へいしたフランス人技師のヴェルニーとの交流などに光を当てる。
かつて製鉄所が位置した場所を見渡せるヴェルニー公園は「ヴェルニー・小栗公園」に、ヴェルニー記念館も「ヴェルニー・小栗記念館」に名称を変更する準備も進めている。このほかに、「YOKOSUKA軍港めぐり」で小栗特別便の運航や記念艦「三笠」で小栗特別展示を官民連携で実施する。
一連の事業について市は、放送開始前後の今年11月から来年1月、大河ドラマ館開設前後の来年6月から8月を重点期間に位置付けて、プロモーションを展開していく方針を示している。
土産品開発、民間も始動
ドラマ放送を経済効果に繋げようと、民間事業者も動き始めている。9月16日に横須賀商工会議所で開かれた説明会には、地元事業者や商店街関係者ら約70人が参加。市が用意したロゴマークの使用ルールなどが周知された。
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