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公開日:2026.11.06
横須賀市 健康長寿へ新たな一手 体操制作に地元の力結集
横須賀市はこのほど、市民の健康寿命延伸に向けた取り組みとして、市オリジナルの健康体操「GENKI―SKA☆よこすか」を考案した。一般財団法人シティサポートよこすかとの共同で手掛けたもので、作曲や振り付けに至るまで「オール横須賀」の体制で行われた。体操曲の歌詞には名所などが盛り込まれており、体を動かしながら郷土愛を醸成することも狙いの一つとなっている。
制作の背景にあるのは、高齢者の体力低下や外出機会の減少、地域社会からの孤立といった課題。上地克明市長が「笑顔とつながりが生まれる体操となった」と語るように、運動を単なる「義務」として行うのではなく、自然と「やりたくなる習慣」へと変えることを狙いとして制作が進められた。
そのひとつが、オリジナルで書き下ろされた体操曲。市が介護予防活動支援として過去に開発した「しらなみ体操」や「ごっくん体操」は、市歌など既存の楽曲を活用したものだった。
これに対し、今回は市内在住の作編曲家である内田祥子さんに依頼。「テンポよく体操を楽しめるように心がけた」と作り上げた曲には市民にとって馴染み深い市歌の一節も添えられ、明るいメロディに仕上がった。
市職員が担当した歌詞には、「猿島浮かぶ青い海原 胸を大きく広げ深呼吸」「どぶ板通り リズムに合わせて子どもも大人もハイタッチ」など、市内の名所や地名が登場。横須賀らしさが色濃く反映されており、体操をする人たちが親しみを感じながら楽しく体を動かす工夫が凝らされている。
医学的知見も活用
各方面にネットワークをもつシティサポートよこすかの強みを生かして、制作陣には地元ゆかりのメンバーが顔をそろえた。
振り付けは看護師・保健師でもあり、市内でダンス講師を務める三浦桃実(としる)さんが担当。「気持ちよく体を伸ばせる動きを意識し、踊るように楽しめる要素を取り入れた」と解説する。
お手本動画には、半世紀以上の歴史があり、今年度は「青の煌めきあおもり国民スポーツ大会」に出場した緑ヶ丘女子高校の新体操部が出演。立って動くことが難しい人向けに、座ったまま体操できるバージョンも用意した。歌はミュージカル出演を目指している市内在住のhinaさんが務めた。
さらに、医学的知見を取り入れるために、神奈川県立保健福祉大学のリハビリテーション学科が監修を担当。足腰の筋力やバランス感覚の強化を中心に、転倒防止やフレイル予防に直結する動きを取り入れた。リズムに合わせて手足を動かすことにより、認知機能への刺激も期待できるという。
交流ツールにも
完成した体操は今後、地域の介護予防活動を担うボランティア「介護予防サポーター」を通じて普及を図るほか、市ホームページを通じてお手本動画も配信する。イベント等で、多世代交流のツールとしても活用していく方針だ。
シティサポートよこすかの竹内英樹代表理事は、「健康寿命延伸という市の想いに共感し、官民一体となって横須賀の未来の財産を作り出したいと考えた」と共同制作に至った経緯を話し、「新たな健康づくりのシンボルになれば」と期待を込めた。
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