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三浦 教育

公開日:2022.09.23

「大きくなってね」
児童がマダイ稚魚放流

 南下浦・岬陽・名向・旭・三崎小学校の3〜4年生約150人が9月12日、小網代湾でマダイの稚魚放流を体験した=写真。海洋教育の一環として、NPO法人小網代パール海育隊が主催、(一社)みうら学・海洋教育研究所が協力。



 環境保全や水産資源の維持増大を目的に、種苗生産・放流を行う城ヶ島の(公財)神奈川県栽培漁業協会が、5カ月ほど育てた体長約10cmの2千匹を用意した。卵からふ化させて稚魚や稚貝を一定の大きさまで育てた後、海に放す栽培漁業。商品にする養殖との違いのほか、海水温の上昇によって魚の繁殖場所として重要な役割を果たす海草「アマモ」が枯れ、海底が砂漠化していることなどについて、専務の今井利為さんが説明した。



 その後、児童はバケツに入ったマダイを傷つけないように、そっとスロープから海に放流。「大きくなって。元気でね」などと声を掛けた。

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