逗子・葉山版 掲載号:2016年5月27日号 エリアトップへ

漁協とダイバーがタッグ ボードダイビングでまちおこし

社会

掲載号:2016年5月27日号

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ボートダイビングに向かう船舶で出発の準備をする参加者ら(=21日、真名瀬漁港)
ボートダイビングに向かう船舶で出発の準備をする参加者ら(=21日、真名瀬漁港)

 葉山の漁業者と地元ダイバーが連携して実施するボートダイビングが愛好家から人気を集めている。昨年2月から開始し、利用者が増えたため昨夏から運航の日数を週2日から3日に増やした。まちの賑わい創出にも繋がると行政も後押ししており、先月には県の交付金を得て専用の船舶を購入。拠点を整備し、今後更なる活性化を図るという。

行政も後押し、運営軌道に

 好天に恵まれた21日の午前10時30分、ボートダイビングから船舶が帰ってきた。船は漁協の漁師が操縦し、地元ダイビングショップのスタッフが海を案内。この日は6人が参加し、都内から訪れた西野優子さん(34)は「想像していたより海が綺麗で生き物もたくさんいた。来月にでもまた来たい」と声を弾ませた。

 ダイビングショップナナの佐藤輝さん(40)によると、葉山の海ではウミウシやダンゴウオなど様々な生き物が観察できる。ダイビングスポットとしては伊豆や三浦が有名だが、交通の便の良さもあり、都内など遠方からの客も多いという。

 漁業者にとっては収入源が増え、ダイバーは今まで入れなかったポイントまで手軽に行くことができる。そんな双方のメリットがあることで始まったボートダイビングだが、実現までは紆余曲折があった。漁業者にとって「ダイバー=密猟者」のイメージが強く、両者の間に溝があったからだ。

 町は一昨年、地域活性化に繋がると組合にダイバーが沖まで出られる船の運航を打診。当初は組合内からの反発もあったが、「ダイバーは海の生き物を撮影したりして楽しむ人がほとんど」などと説明し、話し合いを重ねるうち、組合側が申し出を受け入れた。

 船の上では、操縦する漁師が魚のいる場所もアドバイス。定期的に組合の船が沖合に出ることで、密漁防止にも繋がっているという。「海のことを色々教えてくれたり、漁師の皆さんは本当に良くしてくれる。この事業がまちの活性化にも繋がれば嬉しい」と佐藤さん。

港に拠点整備

 同組合では県から交付された750万円の補助金を得て、船舶を購入したほか、空気タンクの貯蔵庫やダイバーが冷たい身体を温めるための浴槽を設置するなど、港をダイビング拠点として整備した。飯田實組合長は「今は週3日で運航しているが、まだ発展の余地がある。組合とダイバーの人たちが共存できるよう、お互いがいい関係を築いていければ」と期待を寄せている。

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