葉山町の森戸海岸が今年、「フリープラスチックビーチ」実現に向けて取り組んでいる。個々の海の家では実施例があるものの、海水浴場全体としては日本初という。関係者は「ここ葉山から、大切な海を守る取り組みを発信出来たら」と話している。
葉山森戸海水浴場協同組合(大宮文彦代表理事)に加盟する全9店は、海開きとなった今月5日から、生分解性ストローや木製のスプーン、非木材パルプ製持ち帰り容器を使用し、プラスチック製品を極力使わずに営業している。
コロナとタッグ
大手ビールメーカー「コロナ」とタッグを組み、「プラごみを出さない」「出たごみは持ち帰る」「それでも出てしまったごみはビーチクリーンで回収する」を合言葉に同海水浴場の開設期間である8月31日(土)まで環境美化に努める。
コロナのブランドマネージャーを務めるアンハイザー・ブッシュ・インベブ日本法人の福田真美さんは「海外と比べると国内のビーチは環境に対する取り組みがまだまだ少ない」とし、ブランド力を生かした啓発事業を行っていきたい考え。今回は、ロゴを入れた紙製コップを提供した。
また、ビーチクリーンに参加した人に対し、集めたごみとドリンクを交換する「CORONA PAY WITH PLASTIC」を葉山海岸花火大会当日を含む7月24日(水)から26日(金)までの3日間開く。
大宮組合長は「初めから完璧を目指すのではなく、皆さんにご協力いただき、勉強しながら進めていきたい」と継続していくことを強調。「組合員の理解と協力もあり、足並みをそろえることができた。森戸から葉山の他の海水浴場、そして湘南、全国へと海を守る意識と取り組みを広げられたら」とした。
ビーチクリーンに関する詳細は【URL】http://corona-extra.jp/protectparadise/へ。
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