「ズヨコン×ヌマコン」を開催する 井ノ上 誠也さん 逗子市在住 19歳
自分の街をおもしろく
○…逗子葉山エリアの活性化や課題解決に向けた企画を登壇者が発表し、参加者全員で応援するイベント「ズヨコン×ヌマコン」の準備に奔走している。学生らしからぬ落ち着いた雰囲気と、理路整然とした語り。そして内に秘めた熱い思いは大人たちを巻き込み、大きなうねりになっている。「地域を良くしたいという人たちが繋がり、形になる場にしたい」と意気込みを語る。
○…小学4年生から逗子で育った。東日本大震災後、中学2年の時に地域の中高生や大学生で結成されたボランティアグループ「3・11つなぐっぺし」に参加。被災地支援に取り組んできた。活動を通じて芽生えたのは「地元愛」。「海も山もあるけど、何よりここに集まる人が好きなんだと気づいた」という。
○…昨年9月に「つなぐっぺし」の活動を通して「カヤック」に出会ったことが大きなきっかけになった。「隣の鎌倉では、地域でこんな面白いことをやっているのか」。年齢や所属の垣根を越えてアイデアを出し合い、思いの実現に向けて動く取り組み「カマコン」に参加して感銘を受けた。その後、すぐに同社が運営する「まちの社員食堂」でアルバイトをし、カマコンに登壇して発表するなど持ち前の行動力を発揮。今年3月から本家に敬意を表して地元で「ズシコン」を始めた。当日は、IT企業面白法人カヤックのCEO柳澤大輔氏も参加する予定だ。
○…大学では都市計画を学ぶ。学業との両立は大変なこともあるが、「一つの集大成なので頑張れる。いつも仲間に助けてもらっています」と充実した表情を見せる。「東京へ出た友人が、結婚や子育てを機に戻ってきたくなる場所であり続けるために、行動していきたい」
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