廃止を告げる看板が立てられた（＝８月20日撮影）
逗子市にある「山の根踏切」が８月20日午前１時、廃止となった。
ＪＲ逗子駅から東逗子方面へ約３００メートル離れた場所に位置する歩行者専用踏切で、９本の線路をまたぐ警報機や遮断機がない「第四種踏切」。２０１９年に死亡事故が発生し、ＪＲが廃止方針を示していた。
市役所方面への近道で、近隣住民にとって生活道路だった。反発の声は大きかったが、同社は「安全のため」と説明。19年３月の死亡事故後、10月に第１回説明会を実施し、市や地域住民代表と３者協議会を５回開催。住民有志は今年５月に廃止反対署名１０２２筆を逗子市長に提出したものの、７月の第２回説明会で廃止が発表された。有志は７月29日、国交省関東運輸局と運輸安全委員会へＪＲに対し勧告・報告を求める陳情書を提出した。
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