――まずは1年間の総括をお願いします。
「感染がより拡大してお客さんが増やせない状況が続きました。前年に続いて、さまざまな新しい取り組みも模索しました。最後の最後で取り組んだ『ベイプラ』(ベイスターズプライムカメラ)というデジタル施策はこの2年で一番受け入れてもらえたのではという手ごたえがありました。これは主催試合の多視点ライブ映像の配信やOBによる解説が楽しめるサービスで、数字上でもSNSでのコメント内容をみても、皆様に喜んでもらえたように感じています」
――昨年は「DeNA」ベイスターズが誕生してから10周年。県内の子どもたちにギフトバッグを贈りました。
「興行は不要不急として真っ先に止まってしまいます。けれど、やはり生きていくために必要なもの『以外』のものも、私たちが心豊かに生きていく上では大切なのだと思います。そんな中で、地域の球団としては子どもたちとの接点は定期的に作っていくべきだと考えています」
――来季の展望はどのように描いていますか。
「シーズンは最下位でしたが、ドラフトで目玉の選手を取れたり、コーチ陣の刷新だったりと、ファンのみなさんは期待感をもって球場に戻ってきてくれるように思います。そこに対して、今まで以上の非日常を作る演出面と、安全安心に観戦ができる万全の準備が大事になります」
――ファンにメッセージをお願いします。
「まだ若くて未完成のチームでもあり、ファンの皆様の力で勝たせてもらったり勢いづく面があります。ぜひ球場やテレビ、オンライン越しに歓声を送ってもらえたらうれしいです」
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