戻る

逗子・葉山 人物風土記

公開日:2022.06.24

逗子サーフライフセービングクラブの監視長を務める
石井 優愛さん
川崎市在住 22歳

親子が楽しめる夏の海岸に

 ○…「例年以上の夏になる」。コロナ禍に翻弄された2年間を経て、梅雨時にも関わらず、すでに多くの人が訪れている逗子海岸。海の家の建設が進む砂浜を見つめて語る。「沢山の方が来場することに対して、楽しんでほしいという思いがある一方、緊張する気持ちもある。だからこそ、皆さんが安心して良い思い出を持ち帰ってもらえるよう、ライフセーバーとして全力を尽くしたい」

 ○…小学5年生の時、全国的にも珍しい「ライフセービング部」ができ、入部したことが今の自分の土台となった。「泳ぐことと海が大好きだったので、迷いはありませんでした」。トレーニングのほか、心肺蘇生や人命救助を学ぶうちに、大きな責任の中にあるやりがいを感じ、大学3年の現在までライフセービング一筋だ。

 ○…同級生が逗子のクラブに入ったことをきっかけに参加すると、アットホームな雰囲気が性に合った。「高校生から社会人までいるけど、一体感があって自分も一員になりたいと思った」。今年は監視長として、110人以上いるメンバーを束ねる立場。「最近は台風や大潮で砂浜が大きな影響を受けるなど、何が起こるかわからない。だからこそ、仲間たちと力を合わせていきたい」と意気込む。

 ○…大学では保育士になる勉強をしているが、ボランティアで障害のある子と接する機会があり、特別支援教育の道も視野に入れているという。「お子さんも親御さんも大変なのに、障害があるから保育園に入れないという難しい現状がある。そうした子たちをサポートしたい」とまっすぐな目で語る。一歩離れた所から見守り、いざという時はすぐに駆けつける。そんな心優しきライフセーバーの夏がもうすぐ始まる。

    ピックアップ

    すべて見る

    意見広告・議会報告

    すべて見る

    逗子・葉山 人物風土記の新着記事

    逗子・葉山 人物風土記の記事を検索

    コラム

    コラム一覧

    求人特集

    • LINE
    • X
    • Facebook
    • youtube
    • RSS