逗子・葉山 社会
公開日:2023.10.06
静けさの中に、にぎわい
音のないフェスティバル
会場内での声を出しての会話を禁止した祭り「音のないフェスティバル」が9月23日、逗子文化プラザ市民交流センターで開催された。主催はろう者を中心に組織された、音のないフェスティバル実行委員会(黒崎信幸実行委員長)で、耳の聞こえる人に音のない世界を知ってもらう目的で、今年3月に続き2度目の開催。
フェスティバルパーク内の屋台やキッチンカーで買い物をする人は身振り手振りや筆談でやりとりするなど、大勢の人でにぎわいながらも、会場内は静けさに包まれていた。
ステージでは音のないフラダンスやヒップホップダンスなども披露され、観客は拍手の代わりに両手をあげ、手のひらを振って出演者の演技を称えた。
八王子市から訪れた、娘が難聴だという久保田保久さんは「会場の静かな感じが良かった。普通のイベントには音楽や人のにぎわいがあるが、この場の静寂な中での言葉が娘には聞こえが良いようで、地元でもこうした企画があれば、行ってみたい」と祭りの印象を語った。
逗子葉山に手話言語条例を
黒崎実行委員長は逗子市、葉山町での手話言語条例実現のために、企画を通して「手話言語に対する理解者を増やしていきたい」と開催のもう一つの意図を強調する。
同条例は全国502自治体(都道府県・区・市・町・村)で制定されているが(全日本ろうあ連盟調べ/10月3日時点)、神奈川では県だけで市町村ではまだ制定されていない。
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