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逗子・葉山 社会

公開日:2024.02.16

事故教訓、無駄にしない
逗子斜面崩落から4年

  • 黙とうを捧げる市関係者ら

  • 擁壁を調査する市職員=市提供

 逗子市池子で2020年2月、マンション敷地の斜面が崩落し、通行中の高校生(当時18歳)が巻き込まれ死亡した事故からちょうど4年の5日、桐ヶ谷覚逗子市長や市関係者、知人らが、発生時刻の午前7時58分、事故現場で献花し黙とうを捧げた。

 桐ケ谷市長は「4年がたち、亡くなった高校生の死を無駄にしてはいけないと改めて思う。山を背負った地形の逗子はいつどこで、どういう災害が起こるか分からない。常に緊張感をもって、今後も調査を継続していく」と誓った。

点検141カ所

 市はこの日に先駆けて2日、市道の主要道路に接する土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域と市立小中学校用地に接する斜面地の定期点検調査を行った。点検箇所は道路が17エリア132カ所、7学校用地9カ所、計141カ所。

 54人の職員が斜面点検調査表をもとに、擁壁にひび割れ、ずれ、倒れ、土砂流出、剥離・鉄筋露出などがないか、自然斜面に亀裂、ずれ、崩落、湧水、浮石・落石、倒木・越境がないかなどを見て回った。

 点検は事故後、2月13日に緊急で行った後、毎年同時期に実施。これまでに70の要対策箇所が見つかっている。

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