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公開日:2025.07.11

ココロラップ
ヒップホップで居場所作り
体験学習施設スマイルで

  • イベントの趣旨説明をするおかんさん(左)

 ラップを通じて地域活性化に取り組むマイクラおかん(本名・下崎真世)さんが代表を務めるココロラップ実行委員会。同会は逗子市体験学習施設スマイル(逗子市池子)を使った居場所作りに動き出し、7月7日に第1回目のイベントを開催した。

 おかんさんは「スマイルブロックパーティー」と銘打ったイベントを行う理由のひとつとして逗子市の不登校対策をあげる。逗子市は2025年度の施策方針の中で不登校対策を重要課題として挙げ、スマイルを活用した居場所作りを一つの対応策として掲げた。一方で、不登校の子どもたちの受け入れ先として活動する、あるフリースクールの関係者は、スマイルの無料貸し出しについては評価するものの、鎌倉市や海老名市のようにフリースクール利用料などへの助成金制度がないことに不満の声をあげる。おかんさんは「市がスマイルの活用が先決と考えるなら、実績を作って次のステップに進みたい」と語った。今回のイベントは不登校者だけの居場所ではなく、保護者を含め、いろいろな悩みを持つ人がやりたいことをやれる場所という意味で「ブロックパーティー」と銘打った。

 当日はフリースクールなどに通う子ども約20人が参加し、ヒップホップの4大要素であるDJ・ラップ・ダンス・グラフティのほか、卓球、占い、たこ焼きなどのコンテンツををそれぞれ楽しんだ。

 イベントのオープニングでは、おかんさんらが「逗子の歌」をラップで披露し、子どもたちはリズムに合わせて体を揺らした。次にラップの歌詞作りの例として「ずし」の母音と子音で似た言葉として「うみ」「うに」「くに」などをみんなで出し合った。ラップに取り組んだ4年生の男子児童は、講師として参加したラッパーの指導を受けながら、「逗子」にまつわる言葉を積み上げて歌詞を作り上げ、音楽に合わせマイクを持って歌を披露した。

 おかんさんは「市から公表されていないので、不登校の子がどのくらいいるか分からない。対象となる子どもにアプローチのしようがないので、フリースクール関係者の力も借りたい」と協力を呼び掛けた。,コミュニティ

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