藤沢駅北口地区で建設が進められてきた藤沢商工会議所(田中正明会頭)の新会館「藤沢商工会館ミナパーク」が完成し、本日3月28日に竣工式が行われる。同会館は会議室フロアや最大400人を収容できる多目的ホールなども備え、今後は市の地域産業振興と新たな交流拠点としての役割が期待されている。
藤沢市の産業シンボルとなる新会館の建設は、市が行っている藤沢北口駅前地区整備計画とともに進められてきた。建設は旧会館の東側で、建物概要は延べ面積5968平方メートルの鉄骨構造、地下1階、地上6階建てで、正面はガラス張りのモダンな建築となっている。また環境にも配慮し、EV車の急速充電器を備え、21台分の駐車スペースを設けている。
2013年2月に着工、約1年間で完成に至った。建築工事は門倉組・湘南営繕協会・ミヤマ建設特定建設工事共同企業体、設備工事は相和設備工業・富士中商会特定建設工事共同企業体、電気工事は藤沢総合・トキワ電気特定建設工事共同企業体が請け負った。
経済3団体が集結
2階フロアは地域の経済と産業振興を担う藤沢商工会議所、財団法人湘南産業振興財団、公益社団法人藤沢市商店会連合会の各団体本部を設置。3階フロアは起業家や若手経営者などの研究開発・事業活動を支援するためのインキュベートルームとして使用、地域活性を担う次世代育成のための拠点として活用される。
4階はテナントフロア、5階は大小11の会議室フロアとし、商工業者だけでなく、市民も利用できるスペースとなっている。6階には最大400人が収容可能な多目的ホールを設け、各種セミナーや講演会なども想定し、3分割での利用も可能だ。会議室・ホールは4月21日(月)から使用可能だが、1月の予約受け付け開始から多くの問合せがあるなど、新会館への期待が伺える。
新会館玄関前には市民の交流の場を想定したピロティを設置。同会議所では「今後はこのスペースで誰もが楽しめるイベントを季節ごとに開催し、地域のきずなを結ぶ開かれた施設として周知していきたい」としている。
一般公募で決定した「ミナパーク」という愛称には商工業者が集まる施設、市民が集まり交流する広場という意味が込められている。
問合せは同会議所【電話】0466・27・8888へ。
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