複雑化したごみや資源の分別方法、収集日程を分かりやすく伝えるため、藤沢市は3月20日からスマートフォン用アプリケーションサービス「藤沢市ごみ分別アプリ」の配信を始めた。Android、iPhoneどちらの端末でも利用可能でダウンロードは無料。
アプリは、市のホームページのほか、既存のパソコン用「ごみ検索システム」をベースに作成されたもの。
主な機能は、「地域別の収集日程カレンダー」をはじめ、設定したごみ出し時間を知らせる「出し忘れ防止アラーム」、760件の品目が登録された「分別辞典」、緊急時などの「お知らせ機能」、ごみの関連施設や指定収集袋取扱店をまとめた「マップ表示」、「環境ポータルサイトへのリンク」など6つ。スマートフォンの特性を生かし、知りたい情報をすばやく入手できる。今後、ごみ分別・減量ゲームなどを追加する予定だという。アプリは、市のホームページ『ごみ・リサイクル』項目から、ダウンロード可能。
分別率向上めざす
近年、ペットボトルや商品プラスティック、雑がみなど、資源品目が増え、収集日程も複雑化。市では、ホームページをはじめ、印刷物を全戸配布して市民への周知に力を入れてきたが、単身世帯での分別率の悪さが目立っていた。
そこで市は、特に若者に普及しているスマートフォンに目をつけ、アプリ開発に着手。分別率の向上をめざし、転入者の増える新年度に合わせて開発に取り組んできた。開発費は約170万円で、維持管理費は年50万円。県内では横浜、横須賀、相模原、三浦、大和などで同様のアプリを配信している。
市環境事業センターは「『これはどの品目?』と疑問に感じた時に、手元のアプリで気軽に調べられるので、ごみ出しのサポートになれば」と話している。
藤沢版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>