クリスマスに平和のベルを響かせようと、善行の藤沢ナザレン教会(関谷信生牧師)に所属する、市内でも数少ないハンドベル演奏団体「ソフィア・ハンドベルクワイア」が、12月17日(土)と23日(金)にクリスマスコンサートを行う。演奏会へ向け、メンバーは一層練習に励んでいる。
同教会の教会員や地域の有志からなる「ソフィア・ハンドベルクワイア」は今月で結成26年を迎える。演奏指導を務める江頭せつ子さんによると、同教会にはハンドベルグループが計3団体所属しているが「ソフィア」は最も古くから活動を続け「こんなに長く続いている団体は市内でも珍しい」という。
女性メンバー12人からなる「ソフィア」。演奏歴20年の石曽根晶子さんは「入団前、初めて演奏を聴いたとき、めったにない美しい音色に魅せられた」と語る。石曽根さんによるとベルは大小さまざまで、5オクターブもの音階を奏でられる。中には3・2kgにもなる大型もあるという。メンバーは毎週日曜に練習を重ね、年数回の特別礼拝のほか、市内外の教会で開催される演奏会にも出演。東京、千葉、島根など各地で賛美演奏を披露している。
「ソフィア」の結成は1990年。当時の坂本誠牧師が、以前地方の教会で耳にしたハンドベルの美しい音色が心に残り、藤沢ナザレン教会での演奏グループ創設を提案。江頭さんらが賛同し、演奏が盛んな米国からベルを取り寄せた。
江頭さんは「ハンドベルは100年もつと言われる丈夫な楽器。音色の美しさだけでなく、演奏者同士が団結できる心地良さがある。新メンバーは随時募集。多くの人に興味を持ってもらいたい」と語る。
関谷牧師は「ハンドベルは、たくさんのベルの音を互いに聞き合うことでハーモニーが生まれ、聞く者の心を和ませてくれる。平和は一人では成り立たず、いつも他者とつくり上げていくもの。演奏の中に『平和』を感じながら聞いてほしい」と話している。
17日のコンサートは、藤沢ナザレン教会で午後1時30分から。一般1000円、子ども500円。要申し込み。23日は湘南台文化センター子ども館で午後2時から。無料。
問い合わせ、申し込みは同教会【電話】0466・81・5510へ。
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