神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2018年4月27日 エリアトップへ

「市P連」解散し新組織 保護者の負担軽減へ

教育

公開:2018年4月27日

  • X
  • LINE
  • hatena

 藤沢市PTA連絡協議会(市P連)が3月末で解散し、6月に市内の全小中特別支援学校の保護者と教職員が参加する会が、新たに発足することが明らかになった。保護者の負担軽減を図りながら、相互に交流できる場を目指す。

 昨年度、市P連に加入していたのは、市内の小中特別支援学校全55校中の12校。各PTAから協議員を選出し、組織の運営や、団体間の情報交換、学習会や講演会などを企画してきた。

 しかし近年、共働き世帯の増加などの背景から各校のPTA活動に加えた市P連の活動を負担に感じる保護者が多く、退会する学校が増加。さらには複数人で代表を務めるPTA組織や、PTA自体がないケースもあり、未加入のままの学校もある。

 そうした現状を踏まえ、市P連は月1回開催していた運営協議会を、必要なときだけとし、また参加者の都合に合わせて、夜、平日昼、休日など、開催時間も毎回変え、減少に歯止めをかけてきた。

 さらに加入していない43校にも事業への参加の呼びかけを行ってきたが、根本的な改善には結びつかなかった。前会長の古谷泰三さん(51)は、「未加入校のPTA関係者が情報交換会に参加すると、『他校の情報が得られて有意義だった』と言われる。ただPTAの役員は単年度で活動するケースが多く、次年度の加入につなげることは難しかった」と状況を説明する。

 市P連は、加入校を増やすよりも、「藤沢市すべての保護者と教職員がつながれる場を作るべき」と判断。昨年12月の理事会で決定し、3月末で解散した。県内のPTA協議会では、初のケースとなる。

「緩やかなつながり」目指し

 6月に誕生する「藤沢の子どもたちのためにつながる会」は、市P連の元メンバーが検討会を発足。全55校の保護者と教職員が参加し、興味のある活動に参加できる「緩やかなつながり」を目指す。保護者に運営に関わる役割分担などは原則なく、選考委員により選ばれたサポートスタッフが事業などを検討するとしている。

 今年度は6月9日(土)の設立総会のほかに、情報交換会や、保護者と教職員の交流会、講演会などが予定され、平日のほかに土曜日にも開催するという。

 また全保護者への通知は、学校を通じての連絡や、今後はメーリングリストなども活用。これまで県PTA協議会として加入していた、子どものけがや事故賠償に関する団体保険は、脱退に伴い対象外となるが、同会でほぼ同じ内容の団体保険に任意で申し込むことができる。

 同検討会では、「保護者への負担がなく、全校が緩やかにつながり、参加してよかったと言ってもらえる会を目指したい。男性にも積極的に参加してもらえたら」と話している。

藤沢版のトップニュース最新6

「魔の7歳」どう防ぐ

小学生の交通事故

「魔の7歳」どう防ぐ

警察署「危険箇所共有を」

4月19日

湘南を遊び尽くせ

Locomo代表、栗原さん開発

湘南を遊び尽くせ

アプリで地域情報発信

4月19日

各市街地で軒並み上昇

市内公示地価

各市街地で軒並み上昇

住みやすさとブランド影響

4月12日

湘南がプレーオフ進出

プロバスケB3リーグ

湘南がプレーオフ進出

決め手は得失点差「1」

4月12日

笑顔の繰り手 活動に幕

笑顔の繰り手 活動に幕

人形劇サークル「あひるの子」

4月5日

タッチで移動円滑に

江の島エスカー

タッチで移動円滑に

混雑解消へキャッシュレス化

4月5日

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook