神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2019年3月29日 エリアトップへ

空き家対策に「シルバー」活用 市と地域団体が協定

社会

公開:2019年3月29日

  • X
  • LINE
  • hatena

 空き家問題対策の一環として藤沢市では、シルバー人材センターが代理管理する制度を4月1日から運用する。今月22日には同団体を運営する(公財)藤沢市まちづくり協会と協定を結んだ。

 適切に管理されていない空き家は、庭木が隣地に侵食するといった近隣トラブルや犯罪の温床、倒壊の危険など、地域の生活環境に悪影響を及ぼすとして全国的に社会問題化。2013年の国の推計によると藤沢市内19万8200戸の内、2万2890戸が空き家で、その内、問題のある空き家が4910戸あるとされている。

 市では、その後も高齢化や転居などで空き家は増加傾向にあるとし、人口規模の大きい団塊の世代が平均寿命に達する10年、15年先にはより問題が深刻化すると想定。対策を急いでいる。

 今回の対策はシルバー人材センターの会員が持ち主の依頼を受けて見回りや、必要に応じて管理するという仕組み。公益団体のため料金が安く、持ち主の負担が軽いため、管理放棄の防止につながるとしている。

 センター側にも就労機会の拡大につながるなどメリットがある。センター長補佐の石井哲也さんは「収入の拡大が見込めることはもちろん、社会貢献できる仕事として、会員の皆さんの働き甲斐になる」と期待する。

福祉とも連携

 今対策を通して住宅政策課と地域包括ケアシステム推進室が連携。管理依頼の窓口として、家を持つ高齢者と接触する機会の多い民生委員や地域包括支援センター職員らが協力している。空き家や空き家予備軍の情報の提供を受けることで市内の状況を把握、施策の改善や今後の対策に生かしていきたい考えだ。

 同推進室は「福祉団体の皆さんとも協働しながら、地域の良好な生活環境を守っていきたい」と話した。

 シルバー人材センターは会員登録した60歳以上の市民の希望に応じ就労機会を提供している。現在の会員数はおよそ2600人。

湘南巻き爪矯正院 藤沢院

無料相談会実施中!神奈川16店舗展開 施術実績41万回超 切らない・痛くない「負担の少ない施術」

https://shonanmakitume.com/fujisawa/

<PR>

藤沢版のトップニュース最新6

「なでて、平和憲法の碑」

「なでて、平和憲法の碑」

市民団体が建立

7月18日

寄付額が前年度比1.7倍

藤沢市ふるさと納税

寄付額が前年度比1.7倍

流出額、初の圧縮も多さ課題

7月18日

委託先第一候補決まる

市民会館周辺再整備事業

委託先第一候補決まる

管理・運営計画と基本設計で

7月11日

米屋の苦境、市内でも

米屋の苦境、市内でも

供給不安で「入荷なし」 閉店も

7月11日

ビール醸造所、開所へ

南仲通り

ビール醸造所、開所へ

“地元の恵み”醸す一杯

7月4日

今秋市内に新設へ

児童家庭支援センター

今秋市内に新設へ

県所管域で初めて

7月4日

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

あっとほーむデスク

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2025年7月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Facebook