大庭在住の菅野(かんの)直人さん(17)が5月17日から3日間、埼玉県で行われるアマチュアボウラー日本一を決める「NHK杯全日本選抜ボウリング選手権大会」に出場する。主催は(公財)全日本ボウリング協会。全国の強豪相手に日本一を目指す。
同大会は、中学生以上に参加資格があり、男子は154人が出場予定。男女別の個人戦で、1フレームごとに左右の2つのレーンを交互に投げる「デュアルレーン方式」で行う。出場者は歴代優勝者や昨年度同協会主催の優勝者など強豪が揃う。
NHK杯に出場するには、全日本ユースナショナルチームメンバーに選ばれるのが条件で、この選考会が行われたのは、今年1月。18歳以下のアマチュアボウラー約40人が参加した。6ゲーム1セットで行われ、1セットごとにレーンを移動。3セットで倒した合計ピン数で順位を決定する。2セット目で納得のいくスコアが出なかったものの、1、3セットでスコアを伸ばし、5位に入賞。さらに過去の実績やシャトルランや握力などの体力測定など、総合的にみて選出。今年は11人が選ばれ、菅野さんは初めてメンバー入りとなり、NHK杯出場も決めた。
菅野さんは2年前にも選考会に出場したが、メンバー入りを逃している。「前回は2、3セット目で結果が出ず苦しんだ。納得いくものじゃないけど、リベンジは果たせたと思う」と振り返る。
きっかけは兄の存在
ボウリングを始めたきっかけは7年前、3つ上の兄が部活でプレーしているのを見て。練習を重ね、1年後にはパーフェクトゲームを達成。中学1年生の時には、神奈川新聞社杯で最年少優勝した。しかし、中学2年生で出場した全日本中学生選手権では、成長痛で膝を壊し、思うような結果が出ずに悔しい思いもしてきた。
昨年、憧れていた山下昌吾プロの母校でもあり、兄も通う県立釜利谷高校へ進学。ボウリング部にも所属し、176cmの高身長を生かし、スピードを重視した投球を持ち味に活躍している。
大会に向け、江の島ボウリングセンターで週3日、練習に励む菅野さん。「代表として出場する最初の試合での目標はまず、決勝の4人に残ること」と意気込みを語った。
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