辻堂駅北側に新たな商店会「湘南シークロス商店会」が先月28日、発足した。地域内の公共空間の安全対策を図ることが主な目的で、地域の賑わいづくりや経済活性化に取り組んで行く。
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湘南シークロスは、旧関東特殊製鋼の跡地を利用して新たな街づくりが行われた地域。整備されてから6年が経過しているが、自治体や商店会は無く、2016年に商業施設やオフィスビルなどの経営者で構成する「湘南C-Xまちづくり協議会」が設立され、地域内の環境や防災対策について情報交換や行政への窓口となってきた。
新商店会の発足は、数年前から道路や公園など公共空間の防犯対策が危惧されるようになったため。市内では江の島などが防犯カメラを設置し、事件解決に有効活用されていることから、同地域にもカメラの設置が必要と声があがり、市から補助が受けられる商店会を組織する運びとなった。
新たに整備された地域柄、個人事業主が集まる従来の商店会組織と違い、商業施設やオフィスビルの経営者、テナント、医療法人など会員24
人でスタートを切った
ロボットと共生新たな商店会を
同日、設立総会がオザワビルで開かれ、会員ら約30人が出席。会長に(株)タカギフーズの高木實代表取締役=人物風土記で紹介=が就任し、副会長に相澤土地(株)の相澤光春代表取締役、オザワビルの小澤幸喜代表、(株)櫻井興業の櫻井貴裕代表取締役が選出された。また、今後の事業計画や予算なども決められた。
高木会長は「これを機会に私たちが目指す『安心安全、住みたくなるまち藤沢、ロボットと共生する藤沢』を旗印により一層活動を行っていきたい」とあいさつ。防犯対策を第一の課題とし、地域内にロボット産業特区の拠点施設があることから、ロボットと共生する新しい街づくりも目標に掲げた。
総会には、来賓として鈴木恒夫市長や増田隆之商工会議所会頭、齋藤光久市商店会連合会理事長らが駆け付け、門出を祝った。
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