藤沢 トップニュース社会
公開日:2019.12.20
市役所分庁舎が落成
行政機能集約し効率化へ
新庁舎の完成に伴い藤沢市が整備を進めていた市役所分庁舎の落成式が14日、行われた。都市整備や道路河川部など民間施設に分散していた3部署20課などを集約。地域福祉の拠点となる新施設も併設した。供用開始は来年1月6日から。
地域福祉拠点も併設
元々新館として利用されていた分庁舎は地上7階、地下2階建て。延べ床面積は約1万2千平方メートル。市が約33億円の事業費を投じ、2018年9月から再整備を進めてきた。
市の部署は主に3階から6階に配置。選挙管理委員会事務局や行政委員会事務局も入居する。
新たに整備した「地域福祉プラザ」の1階には、市社会福祉協議会や障がい福祉団体室、藤沢地区更生保護サポートセンター、レディオ湘南などが入居。2階には育児支援活動を行う「ファミリー・サポート・センター事務局」や障害者の雇用モデルの発信などを担う「JOBチャレふじさわ」のほか、多目的スペースやキッズスペースも設けた。
同日行われた落成式典で、鈴木恒夫市長は「分散していた部署が集約され、このエリアで一元的に効率的な業務運営が可能になる。市民サービス向上につながるよう努力したい」とあいさつ。市社協の加藤正美会長は過去に福祉会館の建設がとん挫した経緯を踏まえ、「長年の願いが叶った。本当に住みやすい街に向け、皆さんと一丸となって藤沢の福祉を前進させたい」と述べた。
この日は来賓約60人が招かれ、内覧会も実施。関係者らが新たな施設の門出を祝った。
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