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藤沢 トップニュース社会

公開日:2020.02.07

新型コロナウイルス肺炎
マスク品薄、観光にも影
市や保健所が注意喚起

  • マスクが売り切れた市内の薬局の棚(4日撮影)

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、藤沢市内でもマスクを求める客が急増し、ほとんどの店舗で品薄状態が続いている。県内有数の観光地である江の島では観光客の足にも影響が出始めているようだ。



 「マスク売り切れました」「入荷時期は未定です」。市内にある多くのドラッグストアでそうした貼り紙が目立つ。新型コロナウイルスによる肺炎の報道が連日されるようになってから、どの店舗でも品薄となり、入荷してもすぐに売り切れてしまうという。ある店舗では「業者に問い合わせてもだめ。メーカーの生産が追い付いてないのでは」とお手上げ状態だ。

 辻堂の商業施設では、マスクを買い求める客で開店前に200人近い長蛇の列ができる事態も。

 また、中国政府が先月27日に海外への渡航禁止を決めた影響も出始めた。中国の正月に当たる春節の時期は、例年多くの観光客でにぎわう江の島だが、商店主らは「中国人の姿は、目に見えて少ない。かき入れ時だけに観光客の減少は痛手」と声を揃える。今夏、東京五輪セーリング会場となっていることもあり、「夏の本番に影響が出ないように収束してほしい」と願う声が上がっていた。

手洗いが効果的

 藤沢市保健所には、報道後から毎日問い合わせが続いており、市民の不安も広がっている。

 市保健所では、現在ホームページで感染症対策、県や厚生労働省が設置している専門ダイヤル番号などの情報を発信している。今後、チラシやポスターなどの作成を予定している。担当者は「他の感染症と同じように、手洗いやうがいの徹底に努めてほしい」と話している。

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