明治から令和へ続く印刷道 3 株式会社さんこうどう
創業は明治。市内で5つの元号をまたぎ135年続く老舗企業だ。近隣の神社から受けた”お札”の依頼が、初めての印刷。川岸通りで教科書や文房具の卸などを行っていた時代もあったが、印刷を手掛けられる企業も少ない中、質の高さなど評判が広がり受注が増え、後に印刷に一本化。「三光堂印刷所」の屋号を掲げ、活版、ゴム版、デジタルと時代の流れに合わせ技術を取り入れながら約4500の企業・団体の仕事を受けてきた。
そんな中迎えた業界変革期。小型プリンターの登場で、家庭でも手軽に印刷ができ、さらにはデジタルデータの普及で、印刷物の必要性も弱まった。
「誰でも印刷ができる時代だからこそ、プロの仕事が試される」と川上彰久社長。「印刷はすなわち周知活動」として、原稿作成や写真撮影、キャラクターデザインまで宣伝に関わる多岐業務を扱うように。2008年には「これまでのイメージを変えたい」と、社名を平仮名表記にし「印刷」の文字も外した。「当社の商品は”人”。135年、多くのお客様との繋がりで得た、印刷、宣伝のプロ集団としての”眼”を担保に、信頼をこれからも重ねたい」
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