市内の有料老人ホームで暮らす入居者の実際の体験をつづった「老人ホームの住み心地」が話題を呼んでいる。運営事業者や紹介業者による書籍はあるが、当事者の体験記は珍しく、入居を考えている人に加えて運営事業者にとっても「生の声が分かる」と評判だ。
内容はホームを選んだ基準や事前チェックのポイント、入居後は食事や介護、レクリエーションといったサービスから、スタッフ、入居者同士の関係づくりなど様々。満足しながら生活する様子が描かれている。一方、業界団体の広報紙に「懐に飛び込まない、飛び込ませない」とあるが、「それでは活気がなくなってしまう。気の合った方とは大いに親しく楽しんだほうがいい」など、運営側のセオリーとは違った価値観を示す内容も。
著者は4人で結成した有料老人ホーム入居者有志の会。うち2人は市内のホームに住む。宣伝が目的ではないため、匿名で施設名も明かされていない。著者の代表者は「情報はたくさんあるがホームの実際の生活は少ない。入居される方の不安を取り除き、運営者にとっても気づきになれば」と話す。価格は1千円。本についての詳細は【メール】shinsaku@sogoway.com(十河さん)へ。
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