リハーサルの様子（＝22日撮影）
藤沢市民会館大ホールで23日、地元ゆかりの演奏家17人が、未来の音楽家たちに向けた指導用ＤＶＤの収録を行った。市内の小学生から25歳位までの若者を対象にオーケストラを編成し、地元ゆかりの音楽家が直接指導する事業「藤沢にゆかりのある音楽家たち 特別オーケストラ」に申し込んだ１００人に向けられたもの。映像は一般公開も目指している。
同事業が新型コロナウイルスの影響で中止となったことを受け、事業を企画した「まち処計画室」と講師ら演奏家が「モチベーションを保ち、来年以降につなげていきたい」との思いで実施。金管三重奏や木管四重奏によるクラシック音楽の演奏パートと、参加者から事前に募集した質問に回答するコメントを収録した。
鵠沼小・鵠沼中出身のバイオリン奏者、白井圭さん（37）は「たくさんのことが制限されている現在でも、若い仲間たちに楽しい時間を提供できたら。問題を一つずつ乗り越えて集った時に喜びや楽しさがひとしおになる」と語った。
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