誰しも思い出の一ページにある学校給食のひととき。配膳時にカチャカチャと金属音がしたあの食器、今は別物になっているとご存知?
30代記者にとっても馴染み深いのが、冒頭のアルマイト製。藤沢市学校給食課によると、戦後間もなく学校給食が始まった頃から使われてきたが、熱い料理を入れると熱くて持てなくなるなどデメリットがあるため、1996年から改善に取り組んできたという。
その後「米飯給食に相応しい食器」として採用されたのが磁器製。ところが持ち運ぶのに重く、落とすと割れるといった別の問題点があった。
そこで磁器製はワゴンで給食を運ぶことができる24校に限り、それ以外の学校では引き続きアルマイト製を使用。市ではその後もより良い食器の導入を検討してきた。
最終的に行き着いたのは、ポリエチレンナフタレート(PEN)樹脂製。軽くて割れにくく、どの料理でも食べやすい。市では2013年度から導入を始め、昨年4月までに市内全35校でPEN樹脂製の食器に切り替えた。
同課では、「適切な食器も食育の一環。安全、安心で喜んでもらえる給食をこれからも追求したい」と話した。
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