藤沢 トップニュース教育
公開日:2021.03.19
藤沢市
小中学校に防犯カメラ
侵入者対策 4月から運用
藤沢市は4月1日から、市内の全小中学校54校(小学35校、中学19校)と白浜養護学校に防犯カメラ計154台を設置し、稼働を始める。夜間に侵入して火遊びや設備を破損されるなどの事案があり、侵入者対策として、学校側と警察から要望が出ていた。
市教育委員会によると、防犯カメラは各学校の正門などに複数台を設置。教室など校舎内には設置しない。また、正門には「防犯カメラ作動中」と書かれたパネルを取り付ける。
映像は職員室にあるモニターでライブ画像が確認できる。校長と教頭が管理し、警察と検察からの協力要請があった場合のみ提供する。24時間録画され保存期間は10日間。防犯カメラの管理運営は、市個人情報保護制度運営審議会のガイドラインに基づいて行われる。
カメラは6年間のリース契約で、費用は約4460万円。初年度分は6月の議会で債務負担行為として予算計上され、議決された。
市教委教育指導課は「夏季休業中や土日などに若者が学校へ侵入することが多い。カメラがあることで、見られているという気持ちとなり抑止力につながる」と期待している。
市はこれまで、防犯を目的として、小中学校に非常通報システムを導入している。これは、校舎の中に不審者が侵入した場合、教室に設置してあるボタンを押すと職員室や警備会社に通報され、教諭や警備員が駆け付ける仕組み。
同課は「防犯カメラと合わせて子どもの安全確保に取り組みたい」と話している。
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