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科学技術分野の文科大臣表彰「創意工夫功労者賞」を受賞した 高村 龍太さん 葛原在住 36歳

掲載号:2021年4月30日号

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人に役立つ「ものづくり」追求

 ○…シロキ工業(株)藤沢工場(桐原町)の自動車部品製造ラインで働く人から上がる「困った」の声。製造課の一人として拾い上げ、作業効率化を図る器具の仕組みを考案している。受賞した「片手でできる紙やすりワンタッチ交換治具」は、社内で実用化され、同社の他拠点でも活用されるまでに。「『ありがとう』『良くなったよ』、現場からの声が何よりのやりがい」と謙虚に言う。

 ○…手掛けたきっかけは、試作3号機まで仕上げた前任の上司から「若い者に託したい」と2018年に引き継いだこと。完成を目指し、やすりを剥がす器具の隙間や刃の角度を0・1mm、1度単位で変更。その都度現場で試し、使い心地を聞き取った。繰り返す微調整にもめげず約1年をかけて完成。それまで5〜8秒かかっていた作業が1秒に改善された。「たった数秒だが、複数人が1日数十回、毎日繰り返すと会社全体の生産効率の大きな向上になる」と力をこめる。

 ○…葛原出身・在住。少年時代は父や兄と釣り堀へ。傍らにあった、父が工業仕事で鍛えた手先を生かして作った竿や専用の椅子の出来に感動し、自身もいつしかものづくりの道へ。御所見小・中時代はプラモデルの塗装や改造に没頭し、現・藤沢工科高校で建築の製図技術などを習得。19歳で同社へ入社した。

 ○…職場外でも自宅で専ら創作に打ち込む。リアルなモンスターや武器、オリジナルキャラクターを紙に描くだけでは飽き足らず、「形にしたい」とプラスチックを削り出し立体造形も生み出す。1カ月塗り直し続けても「まだ色に納得できない」と細部にまでとことんこだわる姿は、仕事への姿勢に通じている。「これからもものづくりを人の役に立てたい」とほほ笑んだ。

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