18歳以下の子どもに10万円相当を支給する政府の指針を巡り、藤沢市は15日までに現金で支給する方針を固めた。申請が不要な児童手当受給世帯については12月23日以降、5万円を先行支給。残りの5万円についても「年内の支給を目指して調整を進める」としている。高校生のみの世帯などは年明けに申請を受け付ける。
政府は当初、原則として年内に5万円を支給し、来春にクーポン5万円分を配布するとしていたが、各自治体の事務負担が大きいことや支給の遅れにつながるとの指摘があがっていた。これを受け、10万円の給付に関する選択肢として、▽現金一括給付▽現金5万円とクーポン5万円分に分割▽現金5万円を先行給付し、残りの5万円を追加で給付する―の3つを方法を指針に盛り込んだ。実際の判断は各自治体にゆだねられることになり、藤沢市は現金で給付する。
市は、中学生までの児童手当受給世帯(高校生までの兄弟姉妹がいる世帯含む)約4万7700人を対象に12月23日以降、5万円を支給。残りの5万円についても年内をめどに児童手当が振り込まれる口座に振り込まれる。
一方、03年4月2日〜06年4月1日生まれの高校生のみの世帯や今年9月分の児童手当を受給(特例給付を除く)している公務員など約1万4千人は申請が必要で、年明け以降に申請を受付。その後一括で支給する。
10万円の給付を巡っては、県内でも現金支給を表明する自治体が相次いでいる。市は1日に給付事業を総合的に担う専属部署として「子育て・生活支援給付金担当」を設置。子育て世帯や生活困窮世帯の相談窓度口を一本化することで円滑な給付を目指すとしている。
問い合わせは市子育て・生活支援給付金コールセンター【フリーダイヤル】0120(795)800、児童手当受給世帯は市子育て給付課【電話】0466(50)3580へ。
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