市政報告 漁業活性化、マルシェが貢献 藤沢市議会議員 くりはら貴司
本市の漁業は、海の森と言われる藻場の減少や海底ゴミの増加などで漁獲量が減少し、更には担い手不足など様々な課題に直面しています。
そんな中、2020年に誕生した江の島フィッシャーマンズマルシェが貢献してくれています。
主催は江の島片瀬漁業協同組合。市場に出回らない未利用魚などの活用や、地産地消促進を目的に開催され、漁業の活性化はもちろん、世界中で展開されるSDGsにもつながる取り組みです。
当初は認知度が低く来場者数も寂しい状況でした。しかし、キッチンカーや農家の皆さんの協力や、季節限定ではありますが姉妹都市である松本市からの出店もあるなど、現在は多種多様な出店で賑わうイベントになりました。
実際、漁業協同組合が行っている鮮魚販売では時間前から長蛇の列が出来るなど、マルシェが根ついて来ていると実感。事実、昨年度は延べ3万5100人もの来場者がありました。
現在、毎月第3土日(変更月有)に片瀬漁港内で開催。今後も引き続きクルーズ船の運航や、昨年末人気だった芝生広場のダンスやレクリエーションなど、リピーターの方々も飽きないよう趣向を凝らし、市内外から愛されるイベントに、また、漁協が更に活性化するようお手伝いを継続していきたいと思います。
加えて、魚を増やす人口漁礁を、廃材などを再利用し費用を抑えつつ設置することや、街から河川を通して流れてくる海底ゴミの抑制など漁場の環境改善にも注力していきたいと考えます。
藤沢の大切な資源である海。その活用と保護は重要なテーマです。様々な人と連携しながら取り組んで参ります。
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