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公開日:2026.01.16

鵠沼海岸商店街
夢を後押しし「優秀賞」
かながわ商店街大賞で高評価

  • 「子どもおしごと体験チャレンジ」で米屋の仕事を体験する児童(鵠沼海岸商店街振興組合提供)

  • 「鵠の宵まち市」でにぎわう商店街(市提供)

 鵠沼海岸商店街振興組合(飯田昌明理事長)が先月、神奈川県内の商店街の優れた取り組みを表彰する第14回「かながわ商店街大賞」の優秀賞を受賞した。昨年に同組合が行った「子どもおしごと体験チャレンジ」や「鵠の宵のまち市」などのイベントが評価された。

 鵠沼海岸商店街振興組合は小田急線鵠沼海岸駅周辺の約180店舗が加入し、昔ながらの魚屋や酒屋、新規のカフェや雑貨店が軒を連ねている。

 今回評価された「子どもおしごと体験チャレンジ」は、希望した店舗で地元の児童が仕事を体験するという企画。昨年8月に所属する11店舗が参加し、参加児童数は50人以上に上った。

 歯科医院の受付や魚屋の包丁さばき、カフェのケーキ作り、米屋の精米などを体験し、報酬として商店街で使える金券がもらえるなどの内容が人気を博した。

 発案者で運営を担った同組合理事の山本絵美さんは同商店街で産前産後ケアサロンを経営している。業務中に現役の親から「子育て中の利用客から子どもが地元で社会経験のできる場がほしい」との声を聞き、企画を考案した。「組合には意見を聞いてくれる雰囲気があり、皆さん前向きに考えてもらった」と振り返る。「体験を通じて家事を手伝うようになった子や、将来の夢を描く子がいた。親御さんも商店街の店を利用し始める人が増え、店舗同士の交流も増えた」と実施の効果を語る。

 同組合では、定員を大きく超えた応募があったことから、次回はさらに規模を広げていく他、今後は応募をデジタル化するなど、実施側の負担を減らし規模を問わず他の商店街も行いやすい仕組みを作る考えだ。

多様な意見生かす

 時代の変化とともに各商店街が利用客・店舗数の減少に悩む中、同商店街では2020年以降、50店舗もの新規開店があり、にぎわいを見せていることも受賞理由の一つだ。近年は若い店主たちの提言を取り入れ、SNSでまちの魅力を発信するなど、広報活動にも力を注ぐ。

 また、同じく受賞理由である商店街全体で開催する縁日「鵠の宵まち市」は、毎年2万人近くが訪れる。昨年から夏の猛暑を避けるため10月開催となったが、「例年以上に盛り上がった」と飯田理事長は話す。

 受賞について飯田理事長は「組合内のさまざまな意見をこれからも取り入れ、商店街の発展につなげていきたい。藤沢市の商店街全体を活性化させるモデルになることができれば」と語った。

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