鎌倉版 掲載号:2016年9月30日号 エリアトップへ

大船警察署の署長に就任した 田畑 直義さん 大船在住 56歳

掲載号:2016年9月30日号

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今後も安心安全なまちに

 ○…大船警察署の署長に就任して1カ月ほど。まちの印象について「治安も良く、とても落ち着いている」とし、「諸先輩の努力によって安心安全が維持されてきた。それを受け継ぐ責任の重さを感じている」と背筋をのばす。

 ○…福岡県出身。小学6年生のときに浅間山荘事件が発生。「ニュースで恐ろしい事態にも果敢に立ち向かう警察官の姿を見て、自分もなりたいと憧れた」という。大学卒業後に神奈川県警へ。横浜の伊勢佐木署から警察官人生をスタートさせた。管内に県内随一の繁華街もあり「次から次に問題が発生して昼も夜もなく駆け回っていた」と振り返る。そんななか、先輩から教えられたのは「仕事は人のため、被害者のため、住民のため」という考え方。「被害に大小はなく、被害者にとって事件は等しく重大な損失。今でもこの言葉を胸にきざみ、真摯に向き合うことを常に意識している」と語る。

 ○…藤沢や川崎、大和などへの異動を経て、刑事として8年勤務。直前に配属された県警本部交通捜査課では葉山のひき逃げ事件を担当した。「とにかく『忙しい』の一言だった。けれど、担当した事件で出会った被害者の悲痛な訴えを耳にすると、立ち止まってはいられなかった」と話す。新たにのぞむ大船のまちについては「人と人との絆を大切に、まずは私自身が住民の皆さんと信頼関係を築いていきたい。管内は史跡や自然が豊かな場所。鎌倉では毎年妻と七福神めぐりをしていましたが、これまで以上にまちを知っていくのが楽しみ」と語った。

 ○…現在は大船の官舎に1人で暮らすが、戸塚の自宅から妻が食事を作りに来る日もあるという。「帰って温かいご飯がある日はほっとします」と笑う。また、長女は警察事務、次女は警察官として県内で働いている。「まさか娘が同じ道を歩むとは。親として心配はあるけれど、うれしいですね」と目尻にしわを寄せた。

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